シソ科 Labiatae

ヒキオコシ(引起こし)
Isodon japonicus (Burm.f.) H.Hara

乾いた日の当たる山野に生育する多年草。高さ約1m。丈夫な地下茎をもつ。茎は四角形で真っ直ぐのび,下向きの毛が生える。葉は対生し,形は広卵形,先は尖り,長さ5 - 15 cm,巾4 - 8 cm。葉縁は鋸歯状,葉脈の上には短い毛がある。葉を噛むと,強い苦味がある。枝先に葉腋からのびた軸に長くて,まばらな長楕円状の円錐花序をつける。花は淡紫色の唇形花,花冠の長さは5 - 7mm。上唇は4裂し,反り返って,内側に紫色の斑点がある。雄しべ4本のうち2本は長く,花冠の外に突き出す。萼は5裂して,細い毛密生し,灰白色。全草を乾燥したものが,生薬の延命草。成分はジテルペノイド
花期:9 - 10月    別名:エンメイソウ(延命草)
分布:北海道(南西部)・本州・四国・九州
Isodon ヤマハッカ属: アキチョウジ  コウシンヤマハッカ  セキヤノアキチョウジ  ヒキオコシ  ヤマハッカ 


10-19-08 14:09 黒峰山麓 標高 640 m
熊本県上益城郡山都町緑川

10-19-08 14:09 黒峰山麓 標高 640 m
熊本県上益城郡山都町緑川

10-19-08 14:09 黒峰山麓 標高 640 m
熊本県上益城郡山都町緑川

10-19-08 14:09 黒峰山麓 標高 640 m
熊本県上益城郡山都町緑川

被子植物  生物