セリ科 Umbelliferae

シラネニンジン(白根人参)
Tilingia ajanensis Regel

亜高山帯 - 高山帯の草地や岩隙などに生育する多年草。茎は直立し,上部は分枝し,高さは10 - 30 cmになる。葉は 2回羽状複葉で,質はやや厚く無毛で滑らか。小葉は大小不ぞろいに分裂する。根生葉と下部の葉には長い柄があり,基部は鞘状に広がって茎を抱く。茎頂か,分枝した枝先に小形の複散形花序をつくり,直径2 - 3 mmの白色の小さな花を多数つける。総苞片は線形で1 - 2個,小総苞片は線形で数個あり,花と同長またはやや長い。5個の花弁は内側に曲がる。果実は卵状楕円形,長さ3 mm。
花期:7 - 9月
分布:千島,北海道本州・(中部地方以北);サハリン,カムチャッカ,オホーツク海沿岸,東シベリア
Tilingia シラネニンジン属: シラネニンジン  ミヤマウイキョウ 


7-15-12 石狩岳 標高 1750 m,北海道上士幌町

7-15-12 石狩岳 標高 1750 m,北海道上士幌町

被子植物  生物