セリ科 Umbelliferae

ミヤマウイキョウ(深山茴香)
Tilingia tachiroei (Franch. et Sav.) Kitag.

高山の岩礫地に生育する多年草。茎は直立し,上部は分枝し,高さ10 - 30 cmになり,無毛。根生葉はは有柄,1 - 4回3出羽状複葉で,裂片は細く幅 0.5 - 1 mmで,先端は針状にとがり,無毛。茎につく葉は互生し,長さ5-10cmで,葉柄の基部が鞘状に膨らみ,茎を抱く。茎頂または分枝の先端に複散形花序をつくる。総苞片と小総苞片はともに線形で数個あり,小散形花序の柄の内側には乳頭状の小突起がある。花は小さく,白色の5弁花で,花弁は内側に曲がる。花柱が長く,長さ 1 - 1.5 mm。果実は長楕円形。
花期:8 - 9月
分布:北海道・本州(中部地方以北)・四国(剣山);朝鮮半島,中国(東北),モンゴル
Tilingia シラネニンジン属: シラネニンジン  ミヤマウイキョウ 


8-16-09 濁沢大峰 標高 2700 m,長野県駒ヶ根市

8-16-09 濁沢大峰 標高 2700 m,長野県駒ヶ根市

被子植物  生物