バラ科 Rosaceae

オヘビイチゴ(雄蛇苺)
Potentilla anemonifolia Lehm.

原野や田畑のあぜ道などのやや湿った所に生育する多年草。茎は地表をはって長く伸び,上部は立ち上がり,分枝する。全体に伏毛がある。葉は5小葉からなる掌状複葉で,茎の上部では1 - 3小葉。小葉は狭い長楕円形で長さ 2 - 5 cm,葉表は無毛,裏面に伏毛がある。花は茎の上部に集散花序をつくってやや多数の花をつける。花は直径8 - 10 mm,小花柄は長さ1 - 1.5 cm。萼片は三角状で,萼片と副萼片が5個ずつ重なってつく。花弁は5個,黄色。雄ずいは20個,葯は卵形で黄色。雌ずいは小さなものが多数,集合する。花床は周囲に短い毛がある。そう果は広卵形で,少し縦しわがある。
花期:5 - 6月
分布:本州・四国・九州;朝鮮半島,中国,マレーシア,インド
Potentilla キジムシロ属: オヘビイチゴ  キジムシロ  ツルキンバイ  ヘビイチゴ  ミツバツチグリ  ミヤマキンバイ  メアカンキンバイ 


5-30-10 立岩山,広島県安芸太田町

5-30-10 立岩山,広島県安芸太田町

5-30-10 立岩山,広島県安芸太田町

5-30-10 立岩山,広島県安芸太田町

被子植物  生物