アブラナ科 Brassicaceae

ハクサンハタザオ(白山旗竿)
Arabidopsis halleri (L.) O'Kane et Al-Shehbaz subsp. gemmifera (Matsum.) O'Kane et Al-Shehbaz var. senanensis (Matsum.) Yonek.   

山地の日当たり良い草地や林縁から高山帯の砂礫地などに生育する多年草。茎はそう生し,高さ 10 - 35 cm,無毛または 有毛。茎は弱くて倒れやすく,地につくと葉腋から新苗を出す。根出葉は長さ 1 - 4 cm,頭大羽状に分裂する。茎葉は互生し倒披針形,先は鈍頭または鋭頭,細く羽状に中裂するか鋸歯縁。基部は狭くなって葉柄となり,長さ 2 - 4 cm頂小葉が大きい。総状花序を枝につける。茎の先端に総状花序を出し,白色で小さな4弁花を開く。花弁は到卵形,長さ 5 - 6 mm。萼片は楕円形,長さ約2.5mmで,粗い毛がある。果実は長さ 10 - 20 mm,幅1 mmの線形,数珠状にくびれる。果柄は 5 - 10 mm。ハクサンハタザオはシロイヌナズナの最も近縁な種の一つ。
花期:4 - 6 月
分布:北海道(西南部)・本州・四国(剣山)・九州(宮崎,熊本)
Arabidopsis シロイヌナズナ属の花: ハクサンハタザオ  ミヤマハタザオ 


4-23-05 14:18 京丈山,熊本県

4-23-05 14:18 京丈山,熊本県

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