スミレ科 Violaceae

オオタチツボスミレ (大立壺菫)
Viola kusanoana Makino

ブナ林域の谷筋など,やや湿った落葉広葉樹林下や山道の路傍などに生育する多年草。地下茎を持ち,群生して生育し,花時には立ち上がって葉を広げ,花を咲かせる。高さ5-20 cm,果期には30-40 cmになる。葉は長さ3-5cmで,円心形,葉脈はへこむ。葉質はやわらかく,波打っているものが多い。花期に根出葉がある。托葉は櫛の歯状だが,幅が広くて切れ込みが浅い。地上茎の途中から花柄を出して直径2 cmほどの花をつける。花は淡紫色。全て葉の腋から花柄を出し,つぼみは最上位の葉の心形の基部に乗るように出てくる。側弁の内側には毛がなく,距は色が薄くてほとんど白色。唇弁の紫色の筋が網の目状になる。
花期:4 - 5 月
分布:北海道・本州・四国・九州北部;南千島
タチツボスミレ類 : オオタチツボスミレ  ケイリュウタチツボスミレ  シロバナタチツボスミレ  ナガハシスミレ  ナガバタチツボスミレ  ニオイタチツボスミレ  タチツボスミレ 


5-4-13 7:00 池木屋山 標高 580 m
三重県松阪市飯高町

5-4-13 7:00 池木屋山 標高 580 m
三重県松阪市飯高町

5-4-13 7:00 池木屋山 標高 580 m
三重県松阪市飯高町

5-4-13 7:00 池木屋山 標高 580 m
三重県松阪市飯高町

4-30-06 9:28 弟見山 標高 540 m
島根県

4-30-06 9:28 弟見山 標高 540 m
島根県

被子植物  生物