イラクサ科 Urticaceae

イワガネ(岩ヶ根)
Oreocnide frutescens (Thunb.) Miq.

山地の林縁や林内に生育する落葉の低木。高さ約2m。樹皮は褐色,皮目は目立たない。枝は細長くてよく分枝し,若枝には短い伏毛と粗い毛がある。葉は互生し,卵状楕円形または長楕円形で,長さ 6 - 12 cm,幅 2 - 5 cm,先は尾状鋭尖形,基部はくさび形または円形,鋸歯縁,表面は光沢があり,3脈は目立つ。葉の裏面には白い毛が密生して白く見える。葉柄は長さ 5 - 50 mmで有毛。托葉は長さ 1 cmほどの披針形で,早落性。雌雄異株。前年枝に小さな花が群がって咲く。雄花序,雌花序ともに無柄。雄花の花被片と雄ずいは同数で 3 - 4個。雌花の花被は筒状で,柱頭の縁に白い毛がある。そう果は卵形で肉質化した白い花被が果実を包む。
花期:3 - 5月 果期:12 - 3月 別名:コショウボク,カワシロ
分布:四国・九州;中国,ヒマラヤ
Oreocnide ハドノキ属: イワガネ  ハドノキ 

<雄株>

4-2-23 天拝山,福岡県

4-2-23 天拝山,福岡県

4-2-23 天拝山,福岡県

4-2-23 天拝山,福岡県
<雌株>

4-2-23 天拝山,福岡県

4-2-23 天拝山,福岡県

4-2-23 天拝山,福岡県

4-2-23 天拝山,福岡県
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