キンポウゲ科 Ranunculaceae

ヒメバイカモ(姫梅花藻)
Ranunculus kadzusensis Makino   

水田および周囲の水路,池・沼に生育する沈水生の一年草,夏季は枯れ,種子または根茎で越冬する。冷涼な湧水に涵 養されるところでは夏にも存続し多年生となる。虫媒で水散布。水中茎は長さ10 - 25 cm,株立ちする。茎は無毛か伏毛がある。葉柄は長さ4 - 12 mm,葉身は長さ1.5 - 3 cm,3出複葉で扇状に細裂し,小葉はさらに2裂して最終裂片は糸状になる。通常沈水葉だけをつけるが、減水して湿地となった所では陸生型になる。葉腋から長さ 1 - 3 cmの花柄の先に,径 6 - 10 mmの花が単生し,水上または水中で開花する。花柄は長さ1 - 3 cm,花托に毛がある。萼は5個,舟形で長さ約 2 mm,花時に平開する。花弁は5個,白色で中心部は黄色,狭倒卵形で長さ約 5 mm。そう果は無毛,倒卵形。バイカモに比べると全体は小さく,葉裂片はさらに細く,浮葉はない。
花期:通年,主に6 - 8月
分布:本州・四国・九州(福岡県,熊本県);朝鮮半島
Ranunculus キンポウゲ属: ヒキノカサ  バイカモ  ヒメバイカモ 


8-6-23 熊本市


8-6-23 熊本市

8-6-23 熊本市

8-6-23 熊本市

8-6-23 熊本市

8-15-23 福岡県

8-15-23 福岡県

8-15-23 福岡県

8-15-23 福岡県
被子植物  生物