キンポウゲ科 Ranunculaceae

アズマイチゲ(東一華)
Anemone raddeana Regel  

主に温帯の落葉樹林の林床・林縁に生育する。高さは10-20センチになる。葉は2回3出の複葉で,小葉は3つに分裂し,青白色を帯びて柔らかい。葉をだらりと垂れるように展開するのが大きな特徴で,また,葉の鋸歯がとがらない。花茎は高さ10cm程度で,3枚の葉が輪生し,毛がある。茎の上に1つ咲く。花弁に見えるものは萼片であり,花の中心部は紫色をわずかに帯びている。雄しべは50本前後あり,繊細で美しい。花は光に敏感に反応し,雨が降り出したり薄暗くなると花を閉じて下を向いてしまう。3月に芽生え,3-5月に花を咲かせ,初夏には夏草に覆われて夏眠する早春植物の一つ。
花期:3-5月  別名:ウラベニイチゲ
分布:北海道・本州・四国・九州
Anemone アネモネ属,イチリンソウ属: アズマイチゲ  イチリンソウ  エゾノハクサンイチゲ  キクザキイチゲ  ニリンソウ  ハクサンイチゲ  ヒメイチゲ  ヒロバヒメイチゲ  ユキワリイチゲ 


4-9-05 9:20 九重黒岳男池周辺 標高850 m
大分県
  

4-9-05 9:20 九重黒岳男池周辺 標高850 m
大分県
  

4-9-05 9:41 九重黒岳男池東 標高860 m
大分県
  

4-9-05 9:41 九重黒岳男池東 標高860 m
大分県
  

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