キンポウゲ科

タンナトリカブト(耽羅鳥兜)
Aconitum japonicum Thunb. subsp. napiforme (H. Lev. et Vaniot) Kadota

草原や疎林などに生育する疑似1年草。高さ30 - 80 cm。茎葉は互生し,中部の茎葉は3全裂し,裂片には欠刻があり,終片は披針形または長楕円状披針形。花は青紫色で,長さ3 - 4cm,散房花序につき,下から順に咲く。雄しべに毛がなく,花柄には屈毛が生える。全体に毒性があり,特に地下部は強い。トリカブトの成分は毒性の高いアコニチン類である。また,微量強心成分ハイゼナミンを含む。タンナというのは「丹那」と漢字があてられているものもあるが,牧野によると「耽羅」「耽羅」は済州島の古い呼び名である。
花期:9 - 11 月
分布:本州(中国地方)・四国・九州;済州島
Aconitum トリカブト属の花: イブキトリカブト  エゾノホソバトリカブト  タンナトリカブト  ホソバトリカブト 


10-9-11 9:40 北山犬切 標高 1500 m
熊本県八代市泉町樅木


10-9-11 9:40 北山犬切 標高 1500 m
熊本県八代市泉町樅木


10-4-08 12:18 由布岳 標高 1420 m
大分県湯布市湯布院町


10-4-08 12:18 由布岳 標高 1420 m
大分県湯布市湯布院町


9-19-04 13:42 天山 標高 1000 m
佐賀県


9-19-04 13:42 天山 標高 1000 m
佐賀県

被子植物  生物