スイレン科 Nymphaeaceae

サイコクヒメコウホネ (西国姫河骨)
Nymphoides coreana (H.Lév) H.Hara

コウホネ×オグラコウホネ,コウホネ×ヒメコウホネあるいは3種間の雑種と推定されている。浅い池,沼,河川,水路などに生育する多年草。葉は沈水葉,浮葉,抽水葉を生じるが,沈水葉を欠く場合もある。水上葉は浮水葉または抽水葉であり,卵形から広卵形,長さ 10 - 30 cm,幅 7 - 20 cm,コウホネより小さく,基部は心形,しばしば葉裏 ,特に脈上に毛がある。葉柄は中実。長く直立した円柱形の花柄の先に,コウホネよりやや小さい黄色い花を1個上向きに開く。花冠は径 3 - 4 cm。雌性先熟。萼片は5個,倒卵形,長さ 1.5 - 2 cm。花弁は多数,長さ 5 - 8 mm。雄ずいは多数,葯は長さ 4 - 6 mm,花糸は葯の長さの1 - 2倍。雌ずいは1個,雌ずいの先は広がり,柱頭盤を形成し,柱頭盤は黄色,直径 4 - 11 mm,浅く切れ込み,放射状の柱頭は5 - 17本,長さ 2.5 - 4 mm。果実は卵円形,緑色,長さ3 - 5 cm。種子は卵形,長さ 3.5 - 5 mm,直径 3 - 4.5 mm。
花期:6 - 9月
分布:本州(中部以西)・四国・九州
Nuphar コウホネ属: オグラコウホネ  コウホネ  サイコクヒメコウホネ 


8-14-22 宮崎県の湿原

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