スイレン科 Nymphaeaceae

コウホネ (河骨)
Nuphar japonica DC.

浅い池,沼,河川,水路などに生育する多年草。深い湖沼では浮葉植物となる場合もあり,また流水域では沈水葉だけの群落も見られる。地下茎は太く白色で地中を横にはう。葉は2型あり,水中葉は薄く膜質で細長く,縁は波状になる。水上葉は長さ 20 - 30 cmの長卵形,鈍頭,基部はやじり形,表面無毛,光沢がある。長く直立した円柱形の花柄の先に,黄色花を1個上向きに開く。花冠は径 4 - 6 cm。萼片は5個,倒卵形,長さ 2.5 cm花弁は多数が1列に並び,へら状で小さく,外側に曲がる。雄ずいは多数,葯は長さ 3 - 8 mm,花糸は葯の長さの1 - 2倍。雌ずいは1個,雌ずいの先は広がり,柱頭盤を形成し,柱頭は黄色で柱頭盤上に放射状に並ぶ。果実は卵円形,緑色,長さ 3 - 6 cm。種子は卵形,長さ 4 - 5.5 mm。
花期:6 - 9月  英語名:East Asian yellow water-lily
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島
Nuphar コウホネ属: オグラコウホネ  コウホネ  サイコクヒメコウホネ 


7-31-22 尾崎湿原 標高 780 m,広島県

7-31-22 尾崎湿原 標高 780 m,広島県

7-31-22 尾崎湿原,広島県

7-31-22 尾崎湿原,広島県

7-1-07 椿山溜池湿原,佐賀県

7-1-07 椿山溜池湿原,佐賀県

7-1-07 椿山溜池湿原,佐賀県

7-1-07 椿山溜池湿原,佐賀県
被子植物  生物