クサスギカズラ科 Asparagaceae

ヒメヤブラン(姫藪蘭)
Liriope minor (Maxim.) Makino

日当たりのよい草地や林下に生育する多年草。横に長い走出枝を出す。茎は高さ 7 - 15 cm,葉より短く,少し扁平で狭い翼がある。葉はすべて根生,線形,長さ15 - 25 cm,幅 2 - 3 mm,縁には細鋸歯がある。淡紫色の小さな花がまばらな総状花序につき,斜上向きに咲く。花被片は6個,楕円形,長さ 4 mm。雄ずいは6個,葯は楕円形,花糸と同長,子房上位,花柱は柱状で分裂しない。果実は果皮が薄く種子が露出し,径 4 - 5 mmあり,紫黒色に熟す。
花期:7 - 8月
分布:北海道(西南部)・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国
Liriope ヤブラン属: ヒメヤブラン  ヤブラン 


8-29-20 鹿児島県

8-29-20 鹿児島県

被子植物  生物