チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera
ヤママユ(山繭) |
雑木林に生息しているヤママユガ科に分類される大型のガの一種。ヤママユガ科のガは,口が完全に退化していて,成虫は摂食しない。翅は黄色で前後翅の中央に眼状紋がある。前翅長は70 - 85mmと翅は厚く大きい。卵の状態で越冬する。4月ころ孵化して葉を食害し,4回の脱皮を経過して熟蚕となり,6月ころに鮮やかな緑色をした繭を作る。繭一粒から得られる糸は長さ約600 - 700mの天蚕糸と呼ばれる絹糸が採取される。 時期:年1回の発生で,出現期は8-9月頃。 開張:115 - 150 mm 食草:ブナ科のクヌギ,コナラ,クリ,カシなどの葉 幼虫:幼虫は体長70mm程度で,淡緑色。胴部に顕著な黄白色の線が前後に走る。 分布:北海道・本州・四国・九州 ヤママユガ科 Saturniidae Actias属: オオミズアオ オナガミズアオ Antheraea ヤママユ属: ヤママユ Saturnia属: クスサン |
![]() ♂ 8-23-08 吉和SA,吉和廿日市市 |
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![]() ♂ 8-23-08 吉和SA,吉和廿日市市 |
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![]() ♂ 8-20-17 高瀬峡,山口県周南市 |
![]() ♂ 8-20-17 高瀬峡,山口県周南市 |