チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera

ヤママユ(山繭)
Antheraea yamamai Guéin-Méneville, 1861  ヤママユガ科 Saturniida

雑木林に生息しているヤママユガ科に分類される大型のガの一種。ヤママユガ科のガは,口が完全に退化していて,成虫は摂食しない。翅は黄色で前後翅の中央に眼状紋がある。前翅長は70 - 85mmと翅は厚く大きい。卵の状態で越冬する。4月ころ孵化して葉を食害し,4回の脱皮を経過して熟蚕となり,6月ころに鮮やかな緑色をした繭を作る。繭一粒から得られる糸は長さ約600 - 700mの天蚕糸と呼ばれる絹糸が採取される。
時期:年1回の発生で,出現期は8-9月頃。
開張:115 - 150 mm
食草:ブナ科のクヌギ,コナラ,クリ,カシなどの葉
幼虫:幼虫は体長70mm程度で,淡緑色。胴部に顕著な黄白色の線が前後に走る。
分布:北海道・本州・四国・九州
ヤママユガ科 Saturniidae
Actias属: オオミズアオ  オナガミズアオ 
Antheraea ヤママユ属: ヤママユ 
Saturnia属: クスサン 


♂ 8-23-08 吉和SA,吉和廿日市市

♂ 8-23-08 吉和SA,吉和廿日市市

♂ 8-23-08 吉和SA,吉和廿日市市

♂ 8-23-08 吉和SA,吉和廿日市市

♂ 8-20-17 高瀬峡,山口県周南市

♂ 8-20-17 高瀬峡,山口県周南市

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