ミヤマノコギリシダ(深山鋸羊歯) |
山地の湿った林床に生育する常緑性多年草。根茎は長く匍匐し,葉をややこみあってつける。葉柄は 30 - 40 cm,下部に黒褐色・披針形 - 線状披針形・ほとんど全縁の鱗片がつく。葉身は単羽状複生,長楕円形,鋭尖頭,長さ 40 cm,幅 30 cmに達し,光沢があり,両面とも無毛。下部の側羽片は有柄,羽状に浅裂 - 中裂し,尾状鋭尖頭,上部の側羽片ははしだいに小さくなり,頂羽片はない。羽片の基部前部に耳垂はない。裂片は円頭 - 鈍頭,鋸歯がある。葉質はかたい草質から紙質。側脈はジグザグに曲がり,小脈は単条。胞子嚢群は線形,裂片の中肋と辺縁の中間に並び,特に中肋寄りのものは顕著に長い。包膜はほぼ全縁。 分布:本州(伊豆・東海道以西)・四国・九州,沖縄;台湾・中国南部・ベトナム・タイ Diplazium ノコギリシダ属: キノボリシダ コクモウクジャク ノコギリシダ ヒカゲワラビ ヒロハノコギリシダ ミヤマノコギリシダ |
11-7-21 西彼杵半島,長崎県長崎市 |
11-7-21 西彼杵半島,長崎県長崎市 |
11-7-21 西彼杵半島,長崎県長崎市 |
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