シノブ科 Davalliaceae

キクシノブ(菊忍)
Davallia repens (L.f.) Kuhn

湿気の多い岩上や樹幹に生育する常緑性の多年草。高さ 10 - 20 cm。根茎は長く匍匐し,径 1.5 mm,密に鱗片をつける。葉柄は淡緑色,長さ 6 - 9 cm,まばらに褐色の鱗片をつける。葉は1回羽状全裂 - 2回羽状深裂,葉身は三角状長楕円形から五角形状,長さ 2.5 - 10 cm,幅 2 - 7 cm,革質,無毛,深緑で表面にはつやがある。葉裏はやや色が薄く,葉脈が明瞭。側羽片は三角状長楕円形で最下羽片が最大。上方の羽片はほぼ浅裂からほぼ全縁,無柄か,基部が中軸に流れる。胞子嚢群は裂片の辺縁,鋸歯の凹部につき,包膜はほぼ円形で全縁。
分布:本州 (紀伊半島)・四国 (東南部)・九州 (南部);アジアの熱帯域


11-23-25 鹿児島県

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