ウラボシ科 Polypodiaceae

ヤリノホクリハラン(槍の穂栗葉蘭)
Leptochilus wrightii (Hook.) X.C.Zhang

山地のやや密な森林内の地上に,まれには岩上や樹幹の低い部分に生育する常緑性の多年草。 根茎は長く横走し,径 2 - 3 mm,鱗片がある。鱗片は褐色,披針形,基部は円形,長さ 2 - 3 mm,褐色で格子状,やや不斉の鋸歯縁。葉はまばらにつき,やや2形をなし,胞子葉が細くて背が高い。葉柄の長さは栄養葉で 5 - 20 cm,胞子葉で 10 - 30 cm,まばらに鱗片があり,上部に翼がある。葉身は披針形 - 線状披針形,基部近くが幅広く,基部は急に狭くなり,やや広い翼になって葉柄に流れる。葉の辺縁は波状に縮れ,薄いがやや堅い紙質で,表面には光沢があり,深緑色,両面とも無毛。栄養葉は長さ 10 - 25 cm,幅 3 - 4 cm,胞子葉は長さ 15 - 30 cm,幅 2 - 3 cm。胞子嚢群は細長い線形で,中肋から葉縁まで主側脈の間に1本の線になって伸びる。
分布:九州(南部),琉球;台湾,中国南部,インドシナ
Leptochilus オキノクリハラン属: イワヒトデ  ヤリノホクリハラン 


11-30-14 猪八重渓谷,宮崎県日南市

11-30-14 猪八重渓谷,宮崎県日南市

1-1-17 与那覇岳,沖縄県国頭村

1-1-17 与那覇岳,沖縄県国頭村

1-1-17 与那覇岳,沖縄県国頭村

1-1-17 与那覇岳,沖縄県国頭村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

3-20-17 坊主森,沖縄県大宜味村

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