ラン科 Orchidaceae

ボウラン(棒蘭)
Luisia teres (Thunb.) Blume

樹上に着生する常緑の多年草。茎は高さ10 - 40 cm,細く径 3 - 4 mmで硬い。葉は茎と同色の葉鞘に囲まれ,多肉質,細長く硬質で棒状で長さ 6 - 12 cm,径 3 - 4 mm,茎に互生する。葉の反対側から短い穂状花序花序を出し,淡黄緑色に濃赤紫色を帯びる2 5花をつける。苞は3角形,長さ 8 - 10 mmで鈍頭。側花弁は狭長楕円形で長さ 10 - 13 mm,円頭,萼片とともに黄緑色。萼片は楕円形で長さ 8 - 10 mm,鈍頭。唇弁は側花弁とほぼ同長で,長楕円形,,黄緑色の地に濃紫色の斑紋がある。唇弁の基部に2耳があって,背面がわずかにふくらみ,先は2裂して,その中央に小さい突起がある。蕊柱は短く,高さ 3 mm。果実は棍棒状紡錘形で長さ約2 cm,基部に 7 mm内外の柄がある。
花期:6 - 8月
分布:本州(紀伊半島以西)・四国・九州,沖縄;中国南部から温帯東アジア,朝鮮半島,台湾


6-21-15 7:00 南蛮船係留の大楠の枝上 標高 3 m
鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北

6-21-15 7:00 南蛮船係留の大楠の枝上 標高 3 m
鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北

6-21-15 7:00 南蛮船係留の大楠の枝上 標高 3 m
鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北

6-21-15 7:00 南蛮船係留の大楠の枝上 標高 3 m
鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北
被子植物  生物