ショウガ科 Zingiberaceae

ハナミョウガ (花茗荷)
Alpinia japonica (Thunb.) Miq.

暖地の林内に生育する常緑多年草。高さ40-60 cm。地下の根茎から叢生した偽茎を伸ばして,深緑色をした長さ15-40 cm広披針形の葉を広げる。表面に光沢はなく,裏面には短かい毛が密生する。偽茎の先に長さ10-15 cmの穂状花序を出す。唇弁は白色で紅色のすじが入る。唇弁は前に開いて先が3裂,両側基部には披針形をした細く赤い付属体を角のように伸ばす。さく果は長さ約1.5 cmの広楕円形で,秋に赤く熟す。種子は伊豆縮砂と呼ばれ,縮砂の代用に使われる。
花期:5 - 6月  英名:Ginger lily
分布:本州(千葉県以西)・四国・九州;台湾,中国南部


6-14-08 10:39 黒髪山乳待坊−見返峠 標高 260 m
福岡県田川郡添田町

6-14-08 10:39 黒髪山乳待坊−見返峠 標高 260 m
福岡県田川郡添田町
被子植物  生物