カンガレイ(寒枯藺) |
池沼,川岸の湿地に生育する多年草。抽水状態で生育していることが多い。根茎は短く叢生する。稈は鋭3角形,濃い緑色,高さ50 - 130 cm,幅 6 - 10 mm,稜には微小な下向きの突起があり,ややざらつく。基部の鞘は長さ 25 cmに達し,口部は切形である。花序は側生し,4 - 20個の無柄の小穂が頭状をなす。茎の先に長さ3 - 7 cmの苞が1個直立または開出し,そのわきに4 - 20個の無柄の小穂が頭状につく。苞は茎に続き,長さ3 - 10 cm。小穂は長楕円形,長さ1 - 2 cm,幅 4 - 6 mm,淡緑色または淡褐色で,先は短く尖る。鱗片は密に圧着し,卵形,長さ4 - 5 mm,上部の縁はざらつく。刺針状花被片は5 - 6本,長さはそう果の1.5 - 2倍,下向きにざらつく。雄ずいは3本,葯は線形で長さ 2.5 mm位。花柱は長さ約4 mm。花柱は常に3個。果実は3稜のある扁平な広倒卵形で光沢のある黒褐色,表面には横じわが多い。 花期:8 - 10月 分布:北海道・本州・四国・九州, 琉球;朝鮮半島,中国,インド,インドネシア |
7-17-22 島根県 |
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