トチカガミ科 Hydrocharitaceae

トチカガミ(鼈鏡)
Hydrocharis dubia (Blume) Backer

池や溝などに生育する多年草。長い水中茎は横にはい,群生する。葉は長柄があり,基部に2個の長さ 2.5 - 3.5 cmの托葉がある。葉身は円心形,全縁で径 4 - 7 cm,裏面の中央に気胞があり,水面に浮かぶ。密生すると葉身は立ち,気胞もなくなる。雌雄同株,花は単性。花は白色の3弁花,花柄を伸ばし,水面から出て開花するが,1日でしぼむ。雄花は花柄が細く,6 - 9個の雄ずいと 3 - 6個の仮雄ずいがある。雄花,雌花ともに萼片は3個で緑色。雌花は花柄が太く,6 個の仮雄ずいがあり,花柱は 6 個で先は二又にわかれる。
花期:8 - 10月
分布:本州・四国・九州;朝鮮半島,中国


雄花:9-15-24 兵庫県

雄花:9-15-24 兵庫県

9-15-24 兵庫県

9-15-24 兵庫県

9-15-24 兵庫県

9-15-24 兵庫県

雌花:9-15-24 兵庫県

雌花:9-15-24 兵庫県

9-15-24 兵庫県

葉裏面の気胞:9-15-24 兵庫県
被子植物  生物