キク科 Compositae

ヤナギニガナ(柳苦菜)
Ixeridium laevigatum (Blume) Pak et Kawano

山地の渓流の岩上や川岸の崖上に生育する多年草。高さ 12 - 45 cm。茎は単生または数本,直立し,中部から上で疎らに分岐する。根生葉はロゼット状に密集し,楕円形 - 狭楕円形 - 線状楕円形,長さ 5 - 20 cm,幅 0.8 - 5 cm,葉縁には小歯 - 波状の歯があり,基部は漸尖し,ときに翼のない葉柄状の部分があり,質は厚い。茎葉は小さく,1 - 3個。頭花は多数で散房状につき,径 1.2 - 1.5 cm。頭花は10 - 11個の小花からなる。総苞は長さ5 - 6 mm。小花の花冠は黄色。葯筒と花柱は乾燥すると帯緑色 - 帯黒色になる。そう果はほぼ紡錘形,長さ4 - 5 mm。
花期:4 - 8月(沖縄:周年)
分布:九州(南部),沖縄(本島北部,西表島)
Ixeridium ニガナ属: ニガナ  シロバナニガナ  ハナニガナ  ヤナギニガナ 


8-14-16 大隅半島,鹿児島県

8-14-16 大隅半島,鹿児島県

8-14-16 大隅半島,鹿児島県

8-14-16 大隅半島,鹿児島県
被子植物  生物