スイカズラ科 Caprifoliaceae

リンネソウ(リンネ草)
Linnaea borealis L.

亜高山帯の針葉樹林下や高山帯のハイマツの下などに生育する常緑の小低木。茎は紫褐色、針金状で、径 1 mm,開出した毛があり、長く匍匐し,よく分枝する。葉は対生し、葉身は卵円形、基部は広いくさび形,先は円く,3 - 5 個の鈍鋸歯があり,両面に毛を散生し,長さ 4 - 12 mm、葉柄は 2 -3 mm。葉腋より高さ 5 - 7 cm,2分岐する花茎の先に1対の花を下向きにつける。花柄は腺毛があり、長さ1.4 - 2cm。萼は長さ2-2.5mmで5深裂し、裂片は線形。花冠は長さ 7 - 9 mmの漏斗状で、先が5裂し,外面は帯桃白色、内面は淡紅色で長毛がある。雄ずいは4個で2個が長い。子房は卵形で長さ1mm,花柱は細く、花冠から突き出て,柱頭は頭状。
花期:7 - 8月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国


7-18-10 夕張岳,北海道夕張市

7-18-10 夕張岳,北海道夕張市

7-18-10 夕張岳,北海道夕張市

7-18-10 夕張岳,北海道夕張市

8-5-07 大雪山赤岳,北海道上川町

8-3-08 富良野岳,北海道上富良野町
被子植物  生物