レンプクソウ(連福草) |
湿った林内に生育する多年草。白色の細長い地下茎を引き,先端に小さな球茎をつくってふえる。全体が繊細で,無毛,茎は高さ 8 - 15 cmで,根出葉とほぼ同長。根出葉は2回3出複葉で,小葉は羽状に中裂し,裂片は鈍頭。茎葉は小さく,1対で,短い柄があり,3裂する。花はほぼ無柄で,5個が頭状に集合し,1個が頂生し,4個は側生する。花は黄緑色で直径 4 - 6 mm。頂生の花は萼が2裂,花冠は4裂し,側生する花は萼が3裂,花冠が5 - 6裂する。雄ずいは花冠裂片と同数で裂片に互生し,花糸は深く2裂する。葯は黄色,長さ1 mmより短く,花粉を出すとすぐ落ちる。花柱は 3 - 5個。果実は核果。 花期:3 - 5月 英語名:moschatel, muskroot, townhall-clock 分布:北海道 ・本州(広島県以北)・四国(徳島県)・九州(熊本県);アジア,ヨーロッパ,北アメリカ |
4-9-23 熊本県 |
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