アカネ科 Rubiaceae

ツルアリドオシ(蔓蟻通し)
Mitchella undulata Siebold et Zucc.

山地から亜高山の林内のやや湿った所に生える常緑の多年草。茎は地面を這い分枝し,節々から根を下ろす。葉は常緑で光沢があり卵形で対生する。縁には波状の鋸歯がある。茎の先端に白い小さな花を2個ずつ並んで咲かせる。花冠の上部は4裂し,裂片の内面に毛がある。雌しべは1個で細く先は4裂,雄しべは長短の4個。秋には直径8 mmほどの赤く球状の液果をつける。花の基部にある子房は2個が合着しているので,実の先に2個の花跡が残る。
花期:6 - 7 月
分布:北海道・本州・四国・九州・朝鮮半島南部


8-2-09 5:32 芦別岳 標高 620 m
北海道富良野市山部

8-2-09 5:32 芦別岳 標高 620 m
北海道富良野市山部
被子植物  生物