ハマウツボ科 Orobanchaceae

ハマウツボ(浜靫)
Orobanche coerulescens Stephan ex Willd.

日当たりの良い海岸や川原の砂地や丘陵の草原にはえ,ヨモギ属の根に寄生する1年生の寄生植物。海岸や川原ではカワラヨモギ,丘陵の草原ではオトコヨモギに寄生することが多い。茎は黄褐色で太く,直立して高さ10 - 25 cm,白色の軟毛がはえる。鱗片葉は黄褐色,狭卵形または披針形で先は膜質となってとがり,1 - 1.5 cm,白い軟毛がはえる。茎の上部が穂状になり長さ約2 cmの紫色の唇形花が多数つく。 茎の上部に淡紫色の唇形花を密につける。花軸,苞,萼,花冠には白い軟毛がはえる。苞は披針形 - 3角状卵形で先がとがり, 1.5 cm。萼は 1 cm,各片は2裂し,先がとがる。花冠は長さ約 2 cm。上唇は巾広く凹頭,下唇は3裂。さく果は狭楕円形で長さ約 1 cm。種子は黒色で網目模様がある。丘陵地のオトコヨモギに寄生し無毛のものをオカウツボと区別することがある。
花期:5 - 7月
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄;中国,朝鮮半島,シベリア,ヨーロッパ東部

5-16-21 九州北部

5-16-21 九州北部

5-16-21 九州北部

5-16-21 九州北部

5-16-21 九州北部

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6-4-17 平尾台

6-4-17 平尾台

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