キツネノマゴ科 Acanthaceae

オキナワスズムシソウ(沖縄鈴虫草)
Strobilanthes tashiroi Hayata

常緑樹林下や林縁に生育する半低木状の多年草。多くの枝を出して直立し,高さ30 - 100 cm。茎にはにぶい稜があり,線状の結晶体とまばらに軟毛がある。葉身は広披針形または長楕円形,長さ5 - 13 cm,幅 1.3 - 3.5 cm。表面無毛で,裏面はやや密に毛がある。花は茎頂か,上部の葉腋に穂状花序か単性する花をつける。花冠は淡青紫色か白色。長さ約3cm,萼の上唇は5裂,下唇は2裂。苞は葉状または倒披針形〜線形で先は鈍い。小苞は線形で5 - 12 mm,萼より短い。◯果は長さ1.8 mm,無毛。種子は扁平な広楕円形で,長さ3 mm。コノハチョウの食草。
花期:1 - 3月
分布:喜界島,沖永良部島,沖縄島・久米島


1-2-17 10:18 名護岳 標高 190 m
沖縄県名護市字名護

1-2-17 10:18 名護岳 標高 190 m
沖縄県名護市字名護
被子植物  生物