クサトベラ科 Goodeniaceae

クサトベラ(草扉)
Scaevola taccada (Gaertn.) Roxb.

海岸の砂地や隆起サンゴ礁の岩石地に生育する常緑低木。高さ1 - 4 m。枝は疎らに分枝し,小枝は太いが,脆弱。葉は互生し,枝先に集まってつき,倒卵状へら形,長さ10 - 15 cm,幅 4 - 6 cm,円頭で少し凹み,基部は次第に狭くなり,縁は全縁または低鋸歯縁,肉質で柔らかく,両面無毛。葉腋に長さ3 - 6 cmの集散花序が出て,花を5 - 9個つける。花は直径約 2 cm。萼は無毛,裂片は5個,披針形で長さ約 3 mm,宿存性。花冠は直径約 2 cm,左右相称の掌状に5深裂し,裂片は下側に偏り,内側にやや縮れた絹毛があり,白色で紫色の筋があり,開花後次第に黄色く変色する。雄ずいは5個,長さ約12 mm。雌ずいは外部に出ており,花柱は長さ約 1 cm,直立し,先端部には杯状に肥厚した花粉杯がある。子房は長さ約5 mm,基部に密腺がある。果実は核果,長さ 8 - 10mm の扁球形,熟すと光沢のある白色になる。内果皮はコルク質で硬く,海水に浮き,海流散布される。
花期:3 - 10月
分布:薩南諸島以南の南西諸島,小笠原;アジア,オセアニア,熱帯アフリカ


1-14-24 沖縄本島

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