シソ科 Labiatae

ニガクサ(苦草)
Teucrium japonicum Houtt.

山野のやや湿った半日陰に生育する多年草。「苦草」だが,茎や葉に苦味はない。地下に細長い走出枝を出し,茎は高さ30 - 70 cm。葉は対生し,長さ5 - 10 cm,幅2 - 3.5 cmの卵状長楕円形 - 広披針形,先端は鋭くとがり,縁には不ぞろいな鋸歯がある。葉の脈は表面でへこむ。茎の上部の葉腋に長さ3 - 10 cmの花穂をだし,淡紅色の唇形花をつける。萼は腺毛はなく,先は5裂し,上側の裂片は先がとがる。花冠は長さ10 - 12 mm。分果は長さ約1.5 mm。
花期:7 - 9月
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄;朝鮮半島
Teucrium ニガクサ属: ツルニガクサ  ニガクサ 


7-17-17 多良岳山麓 標高 420 m,長崎県大村市黒木町

7-17-17 多良岳山麓 標高 420 m,長崎県大村市黒木町

被子植物  生物