シソ科 Labiatae

カリガネソウ(雁草,雁金草)
Tripora divaricata (Maxim.) P.D.Cantino

低山の湿った林縁に生育する多年草。全体に強い臭気がある。短い地下茎をもち,茎は4四角柱状でくぼみがあり,上部で分枝し,高さ約1 mになる。葉は対生し,葉柄は長さ1 - 4 cm,葉質は薄く,葉身は広卵形で鋭尖頭,長さ5 - 13 cm,幅 3 - 8 mm,縁には揃った鋸歯があり,基部は円形または浅い心形。茎の上部の葉腋から長い柄をもつ集散花序をだし,まばらだが多数の花をつける。萼は鐘形で5裂し,長さ 2 - 3 mm,果時には 5 - 6 mm となる。花冠は青紫色,2唇形で,長さ8 - 10 mmの花筒の先は5裂し,下唇は3裂し,上唇は2裂し,下唇の中央裂片は大きく長く伸び,濃紫色の斑点がある。雄ずい4本と雌ずいは長さ3 - 3.5 mm,花の中心から上側の裂片に沿うように花外に大きく突き出て,下方に湾曲する。雄ずいは長いものが2本,短いものが2本ある。種子は倒卵形で長さ約 4 mm。
花期:8 - 9月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国


9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

9-18-23 福岡県朝倉市

8-12-12 幌尻岳額平林道, 北海道平取町

8-12-12 幌尻岳額平林道, 北海道平取町

被子植物  生物