シソ科 Labiatae

ハルノタムラソウ(春の田村草)
Salvia ranzaniana Makino

山地の谷間などの湿った木陰に生育する多年草。茎はやや方形で直立し,高さ 10 - 20 cm。葉は基部に集まってロゼット状に広がり,1 - 2回羽状複葉となり,下部の葉には長い柄があって,葉柄の基部には開出毛がある。小葉は卵形または楕円形で,縁には粗い鈍頭の鋸歯がある。花穂普通1本立ちで,茎の先に唇形花を数段に輪生する。萼は唇形で長さ5 - 8 mm,しばしば紫色を帯びることがあり,外面は粗毛が散生し,内面中央部に輪状に白毛がある。花冠は白色,長さ約 8 mm。 雄ずいは2本,前方の葯隔は花糸状に伸びる。
花期:4 - 6 月
分布:本州(紀伊半島)・四国・九州;日本固有種
Salvia アキギリ属: アキノタムラソウ  キバナアキギリ  ハルノタムラソウ 


5-4-22,甑島,鹿児島県

5-4-22,甑島,鹿児島県

5-4-22,甑島,鹿児島県

5-4-22,甑島,鹿児島県

被子植物  生物