アマクサギ(甘臭木)
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日当りのいい沿海地に生育するクサギの変種の落葉小高木。クサギに比べ全体に毛が少なく,臭気は弱い。高さ3 - 5 m。樹皮は灰白色。枝は長く緑色を保ち,ほとんど無毛。葉は単葉で対生し,長さ 8 - 15 cm,幅 5 - 12 cm,広卵形で先がとがり基部は円形となる。クサギより厚く,表面はほぼ無毛で,すこし光沢がある。裏面は無毛または脈沿いに白い毛が生える。枝先や上部の葉腋から長い柄のある集散花序を出し,多数の花をつける。萼は蕾の時は緑白色,後に紅紫色を帯び,5浅裂するが,当初は袋状になっており,その中から花冠が伸びてくる。花冠は5裂し,裂片は白色,やや反り返り気味に開き,花筒は紅紫色,細く長さ2 - 2.5 cm。雄性先熟で,初めは長い4本の雄しべが突き出し,後に雄しべが下がり1本の長い雌しべが突き出る。果実は核果,球形で直径6 - 7 mm,熟すと光沢のある藍色になる。紅紫色の萼が宿存する。 花期:8 - 10月 分布:九州(南部), 琉球列島 Clerodendrum クサギ属: アマクサギ クサギ |
9-23-17 屋久島 |
9-23-17 屋久島 |
9-23-17 屋久島 |
9-23-17 屋久島 |
9-24-23 屋久島 |
9-24-23 屋久島 |
9-24-23 屋久島 |
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