セリ科 Umbelliferae

オオカサモチ(大傘持)
Pleurospermum austriacum (L.) Hoffm. subsp. uralense (Hoffm.) Sommier

山地帯 - 高山帯の草地に生育する大型の多年草。高さ0.5 - 2 mになる。茎は無毛で,太く中空。下部では分枝せず,真っ直ぐに伸び,上方で分枝。葉は1-3回3出羽状複葉で広卵形,小葉は細かく切れ込む。終裂片は卵形 - 挟卵形で羽状中裂して先は尖る。表面はほとんど無毛,裏面は脈に突起毛がある。茎頂に巨大な複散形花序をつける。10数個の小散形花序がついてをり,小散形花序には小さな白い花が20個以上つく。花弁は5枚。花序の基部の総苞片は長く,広線形で羽状に裂けることが多い。小散形花序の基部の小総苞片はやや短くて線形。総苞片も小総苞片も垂れ下がる。果実は長さ6 - 7 mmの長楕円形。
花期:7月 - 8月  別名:オニカサモチ
分布:北海道・本州(中部以北)


8-4-07 14:21 大雪山黒岳 標高 1800 m
北海道上川町

8-4-07 14:21 大雪山黒岳 標高 1800 m
北海道上川町

被子植物  生物