ヤッコソウ (奴草)
Mitrastemma yamamotoi Makino   ヤッコソウ科 Rafflesiaceae

シイ属の根に寄生する1年草。高さ約5 cm。栄養体は糸状細胞列で寄主シイの根内を走り,白色の花茎を寄主体から出す。花茎に38対の鱗状葉を対生し,茎頂に1個の花をつける。初期は雄花期で4枚の花被は融合して筒となり,さらに内方におしべの融合した黄白色の雄蕊筒がある。雄蕊筒上部には葯の融合した葯帯がある。上端に小孔がある。最内部に子房と柱頭がある。子房が肥大して雄蕊筒が脱落すると雌しべが露出し雌花期となる。雌しべの柱頭は白色で,受精すると黒くなる。花の下側にある鱗状葉の付け根に蜜が貯まり,吸蜜に集まる動物により花粉が媒介される。
花期:11月
分布:四国・九州,沖縄;東南アジア

11-3-14 12:50 八山岳 標高 425 m
鹿児島県肝属郡錦江町馬場

11-3-14 12:50 八山岳 標高 425 m
鹿児島県肝属郡錦江町馬場

11-3-14 12:48 八山岳 標高 425 m
鹿児島県肝属郡錦江町馬場

11-3-14 12:48 八山岳 標高 425 m
鹿児島県肝属郡錦江町馬場

11-23-08 14:52 高房山 標高 195 m
宮崎市高岡町

11-23-08 14:52 高房山 標高 195 m
宮崎市高岡町

9-24-06 12:27 双石山 標高 470 m
宮崎市鏡洲

9-24-06 12:27 双石山 標高 470 m
宮崎市鏡洲

被子植物  生物