アリノトウグサ(蟻の塔草)
Gonocarpus micranthus Thunb.  アリノトウグサ科 Haloragaceae
山地や野原の日当たりのよい湿った地に生育する多年草。茎の下部は地面をはい,上部は節から直立して高さ10 - 30 cmになる。茎は四稜形でしばしば赤褐色を帯びる。葉は対生,上部の葉は互生することがある。葉身は卵円形,先は鋭形,基部は円形,縁に鈍鋸歯があり,長さ6 - 12 mm,幅4 - 10 mmで,無毛,葉柄は長さ0.5 - 2 mm。花は円錐花序につき小形で下向く。花弁は4個,長楕円形黄褐色 - 紅色,萼片の 2 - 2.5倍。萼筒は倒卵状球形,4裂片は3角形,長さ約1 mm。花は雄性先熟。雄しべは8個,長さ約1 mm,雄性期には花弁が反る。雌性期の花では,雄蕊も花弁も脱落し,柱頭は淡紅色の毛が密生する。核果はほぼ球形,8本の筋がある。
花期:7 - 9月
分布:北海道・本州・四国・九州;台湾,中国,マレーシア,オーストラリア


9-23-08 深入山 標高 840 m,広島県山安芸太田町

9-23-08 深入山 標高 840 m,広島県山安芸太田町

9-23-08 深入山 標高 840 m,広島県山安芸太田町

9-23-08 深入山 標高 840 m,広島県山安芸太田町

被子植物  生物