ユキノシタ科 Saxifragaceae

ワタナベソウ(渡辺草)
Peltoboykinia watanabei (Yatabe) H.Hara

深山の林内に生育する多年草。根出葉は1個で,長さ30 cm位の葉柄があり,7 - 9個に中 - 深裂し,裂片は幅が狭い。葉身は円形で,長さ15 - 35 cm,幅 13 - 30 cm,ほとんど無毛。茎葉は数個つき,根出葉と同形だが小さく,柄短い。茎葉は数枚つき,根出葉と同じ形をしているが,根出葉よりも小さく葉柄も短い。花茎は高さ 30 -60 cm。茎頂に数個 - 十数個の淡黄色の花をつける。苞は披針形。萼筒は径約 6 mmの鐘形,下半分が子房と合着する。萼裂片は3角形,鋭頭,長さ 4 mm位。花弁は長楕円形で淡黄色,やや不同で長さ8 - 13 mm,腺毛がある。開花時の花弁は上を向き,花後に脱落する。雄ずいは10本,長さ約 3 mm。葯は黄色から黒紫色に変わる。さく果は狭卵形 - 楕円形,長さ 10 - 13 mm。
花期:6 - 7月
  分布:四国(愛媛県・高知県)・九州


7-5-20 九重,大分県

7-5-20 九重,大分県

7-5-20 九重,大分県

7-5-20 九重,大分県

7-5-20 九重,大分県

7-5-20 九重,大分県

6-21-20 阿蘇,熊本県

6-21-20 阿蘇,熊本県

6-21-20 阿蘇,熊本県

6-21-20 阿蘇,熊本県

被子植物  生物