カマツカ(鎌柄) |
山地の日当たりのよい林縁などに生育する落葉小高木。樹高5-7 m。樹皮は暗灰色で縦にしわが寄り,班紋がある。枝はほとんど無毛。葉は単葉で長枝に互生し,短枝に束生する。葉身は広楕円形または長楕円形で長さ4-8 cm,幅は2-5 cm。葉の表面は淡緑色,裏面は灰白緑色。葉縁は細かく鋭い鋸歯がある。基部はくさび形,葉先は鋭尖頭。両面ともほとんど無毛。葉柄は4-5 mm。葉は黄葉する。短枝の枝先に複散房花序を出し,直径8-9 mmの小さな白い花が集まって咲く。花弁は5個で円形。雄しべは20個。果実はナシ状果。長さ7-9 mmの楕円形で,秋に赤く熟し,先端に萼片が残る。冬芽は長さ2-3 mmの円錐形で赤褐色。葉痕はV字形で維管束痕は3個。別名:ウシコロシ,ワタゲカマツカ,アツバカマツカ,オオカマツカ,ケカマツカ,ケナシウシコロシ 花期:4 - 6月 分布:本州・四国・九州 |
6-1-08 9:35 恐羅漢山西中ノ甲林道横 標高 880 m 広島安芸太田町 |
6-1-08 9:35 恐羅漢山西中ノ甲林道横 標高 880 m 広島安芸太田町 |