ツルマンリョウ(蔓万両)
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常緑樹林の明るい林床に生育する常緑小低木。高さ0.5 - 1 m。茎はほとんど分枝せず,匍匐しながらのび,先端は斜上する。若い枝の樹皮は緑色,古くなると黒褐色になる。葉は互生し,長さ 4 - 10 cm,幅 1 - 3 cmの長楕円形または狭倒卵形,ふちは全縁,やや革質で表面は濃緑色,裏面は主脈が隆起し,一面に小さな腺点があり,両面とも無毛。葉柄は長さ 5 - 10 mm。雌雄異株。葉腋に白色 - 緑白色の花が2 - 8個束生する。花柄,花冠,子房には紅紫色の細かな腺点がある。萼は5深裂,萼片長さ約 1 mmの狭楕円形。花冠は5深裂し,裂片は長さ 2 - 2.5 mmの狭倒卵形。雄ずいは5個,雌ずいは1個。雄花では子房の発育が悪い。果実は核果,直径約 5 mmの球形で,表面は無毛で,紅紫色の細かい腺点があり,赤熟し,頂部に花柱が残存する。 花期:6 - 7月, 別名:ツルアカミノキ 分布:本州(奈良県・山口県),屋久島;中国,台湾 Myrsine ツルマンリョウ属: タイミンタチバナ ツルマンリョウ |
ツルマンリョウ・雄株
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |
ツルマンリョウ・雌株
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |
7-7-24,山口県宇部市 |