ウリ科 Cucurbitaceae

ミヤマニガウリ(深山苦瓜)
Schizopepon bryoniifolius Maxim.

深山の林縁に生育する蔓性の1年草。雄株と両性株がある雄性両全性異株。つるは細く長く伸びて巻きひげが他の物に絡みつき生長する。巻きひげは先端は二分する。葉は互生し,淡緑色で,円心 - 卵心形,長さ5 - 12 cm,葉縁には不規則な鋸歯があり先端は長く尖る。表面にまばらに毛がある。雄株の雄花は葉腋から立ち上がった花序に総状につく。雄花は白色で径約5 mm。両性株の両性花は葉腋から長い柄が垂れ下がり長さ約5 mmの白花1個をつける。淡緑色でつやのある果実は液果で,長さ1 cm,ややゆがんだ卵形。果実には瓜臭がある。果実は熟すと割れて1〜3個の褐色の種子を出す。
花期:8 - 9月
分布:北海道・本州・九州


9-22-15 8:23 志津倉山 標高795 m
福島県大沼郡三島町

9-22-15 8:23 志津倉山 標高795 m
福島県大沼郡三島町

9-22-15 8:23 志津倉山 標高795 m
福島県大沼郡三島町

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福島県大沼郡三島町

9-22-15 8:23 志津倉山 標高795 m
福島県大沼郡三島町

9-22-15 8:23 志津倉山 標高795 m
福島県大沼郡三島町
引用文献

菊沢喜八郎:秋本淳一とミヤマニガウリ.京都大学生態学研究センター・ニュース 臨時 No. 54,1998. 11. 10
平凡社・日本の野生植物)草本2: 258

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