ウリ科 Cucurbitaceae

ゴキヅル(合器蔓)
Actinostemma tenerum Griff.

日当たりのよい水辺,河畔,溜池畔などにに生育するつる性の1年草。茎は細く5稜あり,横に這い,巻きひげで他物に巻きつく。茎の稜上には上向きの伏せ毛が密生する。葉は互生し,3角状披針形,または広心形,狭長心形,鋭尖頭,長さ5 - 10 cm,幅2.5 - 7 cm。葉腋から巻きひげを伸ばす。葉腋から総状円すい花序を出し,小さな黄緑色の花をつける。雌雄同株。花序の上部に多数の雄花がつき,基部に個の雌花がつく。萼と花冠は5裂し,裂片は同形で,花弁が10個あるように見える。花被片は長く尖り,長さ5 - 6 mm。雄花の中心部には5個の雄ずいがある。雌花は雄花序の基部に1個つき,長さ約1 cmの細い柄がある。果実は卵形で下半分には突起が散生し,上半分には突起がなく熟すと離れる。
花期:8 - 11月  別名:モミジバゴキヅル,ツタバゴキヅル
分布:本州・四国・九州;朝鮮半島,台湾,中国,インドシナ


9-17-22 佐賀県佐賀市

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