スミレ科 Violaceae

キスミレ(黄菫)

Viola orientalis (Maxim.) W.Becker

山地の明るい草原に生育する多年草。高さ5 - 10 cm。茎葉は上部に3(4)個つけ、1個は離れてつく。葉は円状心臓形で長さ2 - 4 cm、先は尾状に長く伸びず、両面とも微毛がある。粉を吹いたような緑色,裏面は白っぽくて紅紫色を帯びることもある。根生葉は茎葉よりも基部が心形に食いこむ。花は葉の根元から出て,直径1.5 - 1.8 cm。明るい黄色で唇弁に比べて上弁と側弁が大きい。花弁の裏側は紅紫色を帯び,距はごく短い。花の中心,側弁の内側には突起毛があり,花柱の両側面に長い毛が生える。托葉は三角形で縁に鋸歯がある。
花期:3 - 5月 別名:イチゲスミレ,イチゲキスミレ
分布:本州(山梨県以西)・四国(愛媛、高知県)・九州


4-9-06 11:51  御竈門山  標高970 m
熊本県阿蘇郡南阿蘇村
  

4-9-06 11:51  御竈門山  標高970 m
熊本県阿蘇郡南阿蘇村
  

4-9-05 13:34  花牟礼山  標高950 m
大分県
  

4-9-05 13:34  花牟礼山  標高950 m
大分県
  

被子植物  生物