スミレ科 Violaceaeダイセンキスミレ(大山黄菫)Viola brevistipulata (Franch. et Sav.) W.Becker subsp. minor (Nakai) F.Maek. et T.Hashim. |
中国地方の亜高山の明るい路傍,草地等に生育する小形の多年草。オオバキスミレの小型化した亜種。高さ10 cm程度と母種より小形で,地下茎が太く短い有茎で,茎は紅紫色を帯び短毛が生える。1.5 - 2 cmの心形から三角状心形。ゆるやかな鋸歯がある。肉厚。表面は光沢のある濃緑色。裏面は赤みを帯びる。葉脈にくぼみができる。上部の茎葉は細長いが,基部は心形になる傾向が強い。根生葉は,基部が心形で先が尾状にならない傾向が強い。托葉は小さくて単純な形状。花は中輪で,色は山吹色。距は短い。花弁の裏が紅紫色を帯びることが多い。唇弁に比べて上弁と側弁が大きい。側弁の内側と花柱の両側面に突起毛がある。つぼみは普通紅紫色を帯びる。 花期:4 - 6月 染色体数:2n=12 分布:本州(中国山地) |
5-5-08 12:38 福田頭(毛無山)稜線上 標高 1200 m 広島県庄原市比和町 |
5-5-08 12:38 福田頭(毛無山)稜線上 標高 1200 m 広島県庄原市比和町 |
5-5-08 12:38 福田頭(毛無山)稜線上 標高 1200 m 広島県庄原市比和町 |
5-5-08 12:38 福田頭(毛無山)稜線上 標高 1200 m 広島県庄原市比和町 |