アオイスミレ(葵菫) |
太平洋側の標高の高い山地のブナ林下に生育する多年草。草丈は約 5 cm。地下茎は匍枝状で細く,長く横に伸び,節間は長く,葉は少数つき,地下に細長い走出枝を出す。葉身は卵円形もしくは広卵心形で,急にとがり,長さ 2 - 4 cm,基部は深い心形。表面は深緑色。裏面は淡緑色。鋸歯は緩やかに大きく波状。葉の裏面脈上にややあらい毛を散生し,表面にもときにすこし毛のあることがある。花はやや葉に先だって咲き,花柄は高さ 5 - 10 cm。花茎には赤味がある。花は中輪,径は約1.5 cm。萼片の付属体に歯牙がある。花は白色で花弁は長さ 9 - 15 mm,唇弁は他の弁より短く,紫条が入る。側弁は無毛かまたはわずかに毛がある。距は短く,長さ 2 - 3 mm。襲速紀要素の代表的植物とされる。 花期:4 - 5月 分布:北海道・本州(関東,中部,近畿,中国)・四国・九州 スミレ科 比較 |
2-14-21 古月山 |
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