クワクサ(桑草) |
道ばたや畑,荒れ地などに生育する1年草。和名は葉がクワの葉に似ていることによる。高さ 30 - 80 cm。茎は直立して分枝し,細かな毛があり,ときに暗紫色を帯びる。葉は互生し,長さ3 - 9 cm,幅2 - 5 cmの卵形,鋭尖で,基部は切形,縁に鈍い鋸歯があり,質は薄く,表面は毛があってざらつき,葉裏には腺点もある。長さ 1 - 6 cmの葉柄がある。雌雄同株。葉腋に集散花序をつけ,雌花と雄花が同一花序に混生し,淡緑色で紫色を帯びることがある。雄花は花被が深く4裂し,雄ずいは4個,葯は白色,花外に突き出る。雌花も花被が4裂し,花被が閉じたまま,花被片の隙間から糸状で紅紫色の花柱が外に伸びる。そう果は直径約 1 mmの丸みのある3稜形。熟すと,果実の下半部は膨らんで液質になり,膨圧により果実を弾き飛ばす。 花期:9 - 10月 英語名:mulberry weed, hairy crabweed 分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄;朝鮮半島,中国,台湾,インドネシア,マレーシア,フィリピン,ニューギニア,オーストラリア |
9-15-24 帝釈峡,広島県庄原市東城町 |
9-15-24 帝釈峡,広島県庄原市東城町 |
9-15-24 帝釈峡,広島県庄原市東城町 |
9-15-24 帝釈峡,広島県庄原市東城町 |