キンポウゲ科 Ranunculaceae

ヤマオダマキ(山苧環)
Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc. var. buergeriana    

山地の林縁や草地に生育する多年草。地下には丈夫な根茎と太く長い根がある。高さ 30 - 60 cm。茎は上部でよく分枝する。根出葉は2回3出複葉で,葉柄は長さ15-25 cmになる。小葉は扇形で,長さ2.4 - 3.5 cm,裏面の基部近くに軟毛を散生し,先は2 - 3中裂,裂片はさらに2 - 3浅裂する。茎の上部の葉は無柄,1回3出複葉。茎の上部に直径 3 - 3.5 cm の花を下向きにつける。萼片は5個,紫褐色で,長さ1.2 - 2.5 cm,狭卵形で先は尖る。花弁は5個,淡黄色,基部は長くのびて距となる。距は紫褐色になり,やや内側に弓状に曲がり,先は徐々に細くなり先端は小球状。雄ずいは多数。雌ずいは5個。袋果は5個,長さ2 - 3 cm,直立し,開出毛がある。
花期:6 - 8月
分布:北海道・本州・四国・九州
Aquilegia オダマキ属: オオヤマオダマキ  ヤマオダマキ 


6-30-17 新穂高温泉,岐阜県高山市

6-30-17 新穂高温泉,岐阜県高山市

6-30-17 新穂高温泉,岐阜県高山市

6-30-17 新穂高温泉,岐阜県高山市
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