ツヅラフジ科 Menispermaceae

ハスノハカズラ(蓮の葉葛)
Stephania japonica (Thunb.) Miers

海岸に近い草原,林縁に生育する常緑蔓性木本。茎は細く無毛。葉は互生し,長さ 5 - 12 cm,幅 4 - 10 cm の三角状卵円形,鈍頭,基部は円形 - やや心形,全縁,裏面はやや白色を帯びる。葉柄は長さ 3 - 12 cm,葉の中央に近いところに楯状につき,ハスの葉に似ている。雌雄異株。葉腋から円錐状 - 複合散形状の花序を出し,多数の淡緑色の花をつける。雄花は淡緑色,長さ 1 - 1.5 mmの萼片 6 - 8個が螺旋状につき,花弁は長さ0.5 - 1 mm,3 - 4個離生する。雄ずいは6個,合着して柱状,葯も合着して円盤状。雌花は雄花よりやや小さく,萼片3 - 4個,花弁3 - 4個。子房は卵形,雌ずいは1個。果実は核果,直径 6 mmの球形で,赤く熟す。種子はやや扁平で両側がへこみ,周囲に鎖状の隆起がある。
花期:7 - 8月 果期:10月  別名:イヌツヅラフジ  英語名:snakevine, tapevine
分布:本州 (東海地方以西)・四国・九州,沖縄;朝鮮半島,台湾,インドシナ半島 - インド,オーストラリア,ポリネシア


6-23-24 福岡県宮若市

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被子植物  生物