オグラコウホネ(小倉河骨) |
浅い池,沼,河川,水路などに生育する多年草。根茎は白色,やや堅くて太く,地中を横走し,分枝した根茎の頂部から水中葉と浮葉を根生する。水上葉は広卵形,長さ 5 - 10 cm,幅 4 - 6 cm,裏面に毛がある。水位が低下しても抽水葉は出さない。沈水葉は広卵形 - 円心形で長さ8 - 14 cm,幅6 - 12 cm。浮葉が形成されても,多数の沈水葉が残る。葉柄は細く,径3 - 5 mm,断面は三角形で中央部に穴がある。水上に伸びた花柄の先に黄色花を1個上向きに開く。花冠は径 3 - 4 cm。萼片は5個,倒卵形長さ 2 cm,花弁は長さ 6 mm,先は少し凹形,葯は長さ 2 - 2.5 mm,花糸は葯の長さの3倍以上ある。柱頭盤は直径 5 - 6 mm,中央に凸起はなく,縁は浅い歯牙状。果実は長さ 2.5 - 3 cm,幅1.5 - 2 cm。種子は黄褐色 - 褐色,長さ 2.5 - 4 mm,平滑,光沢がある。 花期:7 - 10月 分布:本州(中部以西)・九州 Nuphar コウホネ属: オグラコウホネ コウホネ サイコクヒメコウホネ |
5-29-16 麻生池,福岡県八女市星野村 |
5-29-16 麻生池,福岡県八女市星野村 |
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