クスノキ科 Lauraceae

タブノキ(椨の木)
Machilus thunbergii Siebold et Zucc.

沿海地や暖地の山地の林内,林縁に生育する常緑高木。高さ30 m,直径 3.5 mになる。自然の樹形は卵形になる。樹皮は淡褐色 - 褐色で平滑,皮目が散財する。新枝は緑色で無毛,横に広がる。葉は互生し,枝先に集まってつき,葉身は長さ 8 - 15 cm,幅 3 - 7 cmの倒卵状長楕円形,全縁,鋭尖頭,基部はくさび形,革質,両面無毛,表面は光沢があり,裏面は灰白色。新葉は赤味を帯びる。葉柄は長さ2 - 3 cm。枝先から新葉の葉腋から円錐状の花序をだし,小さな花をつける。花は両性,直径約1 cm,花被片は6個,黄緑色で,狭長楕円形,長さ 5 - 7 mm,内側の3個がやや大きく,内面に細毛がある。雄ずい9個,葯は長楕円形で黄色,仮雄ずいは3個,雄ずいの基部に橙黄色の有柄の腺体がある。雌ずいは1個,花柱は細く,柱頭は肥大する。果実は直径約 1 cmの球形で花被片が残り,7 - 8月に黒紫色に熟す。種子は1個,球形で褐色,種殻は薄い。
花期:4 - 5月 別名:イヌグス
分布:本州・四国・九州,沖縄;朝鮮半島南部,中国,台湾


4-21-24 福岡県香春町

4-21-24 福岡県香春町

4-21-24 福岡県香春町

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4-21-24 福岡県香春町

4-21-24 福岡県香春町

4-21-24 福岡県香春町

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5-3-23 篠栗九大の森

5-3-23 篠栗九大の森

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