クスノキ科 Lauraceae
アブラチャン(油瀝青) |
山地の中腹や山裾の落葉広葉樹林の湿った場所に生育する落葉低木。高さ 3 - 6 mになる。雌雄別株。樹皮は灰褐色で小さな皮目がある。枝は細かく分かれる。葉は単葉で互生。葉身は卵形または卵状楕円形で先はとがり,基部は広いくさび形。長さ4 - 8cm,幅3 - 4cm。葉の表面は緑色。裏面は灰白緑色。両面とも無毛。葉縁は全縁で大きな波状。側脈は 4 - 5対。葉柄は細くて長さ 1 - 2 cm,基部が紅色を帯びる。葉に先立って淡黄色の小さな花を散形状につける。総苞片は4個,赤色,小花柄は短く,長さ 1.5 - 2 mmで密に毛がある。花被片は6個,やや透明感があり,長さ 2 mmほどの広楕円形。雄ずいは9個,外側に6個,内側に3個並び,内側の花糸に2個の黄色の腺体がある。果実は直径1.5 cmの球形で,黄褐色に熟し,不規則に裂け,種子を1個だす。 花期:3 - 4月 分布:本州・四国・九州 Lindera クロモジ属: アブラチャン カナクギノキ |
3-14-21 九重,大分県 |
3-14-21 九重,大分県 |
3-13-21 菊池渓谷,熊本県 |
3-13-21 菊池渓谷,熊本県 |
3-13-21 菊池渓谷,熊本県 |
3-13-21 菊池渓谷,熊本県 |
3-14-21 九重,大分県 |
3-14-21 九重,大分県 |
3-14-21 九重,大分県 |
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