ワスレグサ科 Asphodelacea

キキョウラン(桔梗蘭)
Dianella ensifolia (L.) DC.

暖地の海岸近くに生育する多年草。地下茎は太く地をはい,古い葉鞘で被われる。花茎は高さ50 - 100 cm,小さな卵状披針形膜質の葉がつく。葉は線形で長さ40 - 60 cm,幅15 - 20 mm,革質で厚く,基部は葉鞘状に花茎の基部につく。花はまばらな円錐花序となり,横向きまたは下向きに開く。花柄は長さ 7 - 15 mm,苞は卵状披針形,鋭尖頭。花被片は6個,青色で狭長楕円形,長さ 6 - 8 mm,平開し,先が大きく反りかえる。雄ずいは6本,花糸は上半部は肥厚し,その下で膝折れしている。葯は線状楕円形で黄色で3.2 mm,花柱は糸状,長さ 7 mm。子房は上位,球状。果実は液果,球形で径 8 -10 mm,青紫色に熟す。種子は長楕円形で長さ 4 mm,黒色で光沢がある。
花期:5 - 7月
分布:本州(紀伊半島) ・四国・九州・伊豆七島,琉球列島・小笠原;中国(中南部・台湾)・ボルネオ


花序
6-17-18 名護岳 標高 150 m


6-17-18 名護岳 標高 150 m


5-21-17 名護岳 標高 130 m

全体像
4-16-17 名護岳 標高 120 m

基部の葉鞘
11-26-17 名護岳 標高 160 m

果実
5-21-17 名護岳 標高 150 m

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